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賑わう直島と周辺の静かな小島/瀬戸内海 直島 向島 屏風島(香川県)



Bustling Naoshima and its surrounding quiet islands / Seto Inland Sea Naoshima Mukaishima Byobushima (Kagawa Prefecture)

直島
高松市の北13km、岡山県玉野市の南3kmにある、自然と産業と文化の調和がすばらしい島。かつては加茂女島、名駕島、待島、真島などと称されていたが、保元の乱に敗れ、讃岐配流の途中に立ち寄った崇徳上皇が住民の素朴さを賞し、直島と定めたと伝えられている。徳川時代には幕府の天領となり、瀬戸内海の海上交通の要衝として海運業や製塩業が栄えた。島の北部には、大正6年(1917)に設立され東洋一の金生産量を誇る三菱マテリアル直島製錬所と関連企業があり、住民の8割近くがそれらの仕事に携わる。このほか水産業では、海苔やハマチの養殖が盛ん。島の中央部は、建築家・石井和紘氏設計による学校・社会教育施設が整備された文教地区、南部は建築家・安藤忠雄氏設計のベネッセハウスや地中美術館など現代アート関連施設などがある。近年は、瀬戸内国際芸術祭の中心会場として、国内外から多くの人が訪れる現代アートの聖地となっている。島内の至る所に作品が展示されているほか、本村地区の家プロジェクトなど島全体がアートミュージアムの観を呈している。本土間の航路には、平成27年に新造船の2代目「なおしま」が、同30年にはフェリー「あさひ」、小型旅客船「RED BIRD」が就航するなど国内外から多くの人を受け入れる環境整備が進んでいる。

向島
直島本村港の北東約150mに位置する島。直島諸島の中でもっとも直島に近く、島名は直島の向いにあることにちなむという。島内からは先土器時代から弥生時代にかけての遺物が発見され、製塩遺跡や竪穴古墳もある。寛文12年(1672)に7戸29人という記録が残る。産業は農業と漁業が中心だが、どちらも零細で、ほとんどの住民が自家用船で直島へ通勤して生計をたてている。

屏風島
直島本村港の北約5km、宇野港 (岡山県玉野市)の東約2kmに位置する。「屏風七浦」と呼ばれる島群の一つ。岡山県玉野市から海底送水を受けるなど、暮らしも岡山県に近接する。島名は四方を島に囲まれ、まるで屏風を立てたように波が静かなことに由来する。港は漁船の避難港として利用されてきた。明治初年に塩田が開かれ、昭和8年には東対岸の喜兵衛島との間で、海面を堤で区画する築境式養殖が開設された。美味しいハマチがよく育ち、島は養殖業で栄えたが、現在、養殖を営む漁業者は一軒のみとなっている。島内には当時養殖に使われていた堤防や水門の跡などが残る。なお、堤防に簡易な橋が架けられており、喜兵衛島とを行き来できるようになっている。
(「シマダス」参照)

集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
Database直島
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/kagawa_data/naoshima/naoshima_file.htm

4 Comments

  1. いつもありがとうございます。観光客ホントに多いですね、競輪ホテルには驚いた! でもそれでも行ってみたい集落でした。お疲れさまでした。

  2. 集落さん、いつもありがとうございます。天気は一日目は集落さんのテンションと同じく低め、二日目は良く美しい集落で何よりです。敏之氏のコメントの通り競輪ホテルとは・・・利用客はどのような観光客でしたか?

  3. Beautiful old houses on the 1st Island but to many tourists for you! Facinating to see all these small Islands so close together!

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