麦草峠は、茅野市と南佐久郡佐久穂町の境にある標高2120mの峠です。北八ヶ岳の茶臼山と丸山の鞍部を越えていきます。麦に似たコメススキの草原が広がることから名付けられたとのことです。日本の国道の峠としては、292号渋峠に次いで2番目に標高の高い場所です。

道路の最高標高は2157mと、本来の峠よりもやや高くなっています。最高地点は市町境の峠のやや東側にあり、ここに「麦草峠」の標識が建てられています。

峠は八ヶ岳の登山口として古くから親しまれてきました。また、近くには「日本の貴重なコケの森」に選定された白駒池の原生林があり、遊歩道が整備され気軽にハイキングを楽しむことができます。神秘的な白駒池は一見の価値があります。

この峠道は、1966年主要地方道茅野佐久町線として開通し、1982年に国道299号に編入されました。299号といえば、千曲川を挟んで東方にある十石峠が有名な”酷道”区間として知られていますが、この麦草峠は2車線の幅員があり、狭隘区間はありません。しかしながら、佐久穂町及び茅野市側とも急勾配と急カーブが続く難所となっています。なお、例年11月中旬から4月下旬まで一部区間が冬期閉鎖となります。

今回は、佐久穂町の国道141号交点から茅野市の国道152号重用区間にある御座石神社交差点までの区間を収録しました。

★ハイライト
01:41 中部横断自動車道八千穂高原I.C.
22:38 八ヶ嶺橋(L=110.5m)
25:29 県道松原湖高原線交点
35:33 白駒池入口
36:25 最高地点
37:18 麦草峠
1:10:40 国道152号交点

★主な走行路線
・国道299号
長野県茅野市から埼玉県秩父市を経て入間市に至る一般国道です。八ヶ岳連峰と関東山地を貫く山岳国道で、麦草峠、十石峠、志賀坂峠、正丸峠(トンネル)と、幾つもの峠を越えていきます。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)

Date : 2021-05-30
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps

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