静岡県中部、島田市内に最小車道幅員1.7mの超狭隘区間がある県道が走っています。恐らく静岡県でも一、二を争う”険道”でしょう。

その県道の名は焼津森線。主要地方道に指定されています。

静岡県の地理情報システムサイト「静岡県GIS」では、県が管理する国道・県道の道路台帳図が誰でも閲覧可能です。当該区間の現況平面図、道路幅員図を見ると、とても”天下の主要地方道”とは思えないような、まるで林道レベルの道であることが分かります。

以前から気になっていた道ですが、今回機会がありましたので走ってみました。掛川市上西郷から島田市竹下までの区間を収録しています。

序盤は2車線の快走路ですが、しばらくすると1.5車線区間が混じるようになり、倉真温泉の少し先、松葉城山1号橋を渡ると本格的な狭隘区間が始まります。

しばらくは倉真川沿いの薄暗い谷間の道を進みますが、まだ絶望的な狭さの道ではありません。しかし、小さな峠を終えて島田市に入ると状況は一変、例の超狭隘区間が始まります。

この区間、退避可能な場所はほとんどないため、対向車が来たらかなり大変かもしれません。しかしそれほど長い距離ではなく、約5分ほどで抜けることができました。

よく写真で紹介される小さな橋(庄司7号橋)を渡ると狭隘区間は終了となります。以後は大代川沿いの1.5~2車線の快適な道路となります。

★ハイライト
09:11 松葉城山2号橋(L=38.9m)・1号橋(L=35.5m)
09:22 狭隘区間はじまる
18:38 掛川・島田市境、超狭隘区間はじまる
22:28 庄司7号橋(L=5.1m)、狭隘区間終了
22:57 庄司文殊トンネル(L=137.0m)

★走行路線
・静岡県道81号 焼津森線
焼津市栄町から周智郡森町一宮に至る主要地方道です。焼津市内は4車線のインター接続路線ですが、その他の区間は主に山間部を走る路線です。なお、大井川を渡る区間は未供用となっています。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)

Date : 2021-05-23
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps

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