【知覧特攻平和会館】特攻隊員が最期に過ごした場所。仲間との写真、大切な人に残した手紙、遺品の数々をここで見ると、自分の生き方が変わります。命の大切さ、戦争の無い世界の尊さ・・・
鹿児島県南部、南九州市にある知覧特攻平和会館。
武家屋敷が立ち並ぶこの知覧から、約80年前の太平洋戦争末期に約500人若者が、神風特攻隊員として沖縄へ飛び立ち、爆弾を積んだ戦闘機と共にアメリカ軍の空母や戦艦へ体当たりして散っていった。
生きたくても生きられない時代に、若干20歳前後の若者が最期の場所としてここで過ごした。その時、何を思って何を残したか、ここに来ると手紙や写真を見ることができる。そこには、家族や大切な人の健康と幸せを願うたくさんのメッセージが残されていた。
それを見ると、自然の涙が溢れてくるが、それと同時にこれほどまでに自分を犠牲にして周りの幸せを願うことができるのかと自問してしまう。当時の風潮は間違っていたとしても、自己中心的な現在の世の中では、このような考えは必要なことなのではないだろうか。
決して戦争美化ではなく、特攻隊員の純粋な気持ちにより現在の平和な日本に感謝し、しっかり生きなければという気持ちになる。
それと同時に、特攻により犠牲になったアメリカ軍も多数いることも忘れてはならない。また現在でも戦争をしている場所があり、今でも多くの市民が犠牲になっていることも忘れてはいけない。
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