Island of the Sun with shining cement tiles / Sea world East China Sea Iheya Island Noho Island (Okinawa Prefecture)

野甫
伊平屋島の南西にあり、全長1.2kmの野甫大橋で結ばれている島。野甫は伊平屋で2番目に発祥した集落と伝えられ、テルチャマ嶽(アフリ森)には本土系住民が移住していたといわれる。野甫集落を歩くと切石が隙間無くきっちりと積み上げられた石垣が見られる。使われている石は、この島で採取される野甫石というグレーの砂質石灰岩で、やわらかく加工がしやすいために野甫島や伊平屋島で盛んに使われた。その模様は幾何学的で非常に美しい。
伊平屋島尻
沖縄本島の北西、沖縄県最北の伊平屋島は、標高200m級の山々が連なる細長い島。主な産業は明治23年に始まったサトウキビ栽培と古い歴史がある米作りである。琉球王朝の第一尚王朝、尚巴志の祖先・屋倉大王の出身地と伝えられ、屋蔵墓や天岩戸などの史跡や伝説の地も残る。細長い伊平屋島の南端、賀陽岳と阿波岳に挟まれた平地に島尻集落はある。同じ伊平屋島の3つの集落は、我喜屋が珊瑚礁の石塀と赤瓦、田名がブロック塀とセメント瓦が印象的だが、ここ島尻は屋敷が狭く各民家の主屋が通りから近くに見られるため板壁が印象に残る。茶の板壁+赤瓦、ブルーの板壁+グレーのセメント瓦の組み合わせが美しい。
伊平屋我喜屋
我喜屋集落はフェリーが発着する前泊港に近い島最大の集落である。山脈と海岸の間に形成された平野に碁盤目状に規則正しく屋敷割りされた集落だ。集落景観として印象的なのは、通りが真っ直ぐ通っていることと珊瑚礁の石塀、そして赤瓦である。石塀が切れる屋敷の出入口にはヒンプンは見られず、代わりに板を並べた目隠しが置かれているものが多かった。集落の近くには屋蔵墓がある。
伊平屋田名
フェリーの着く前泊港で降り、平野を北に向かって真っ直ぐ走ると後岳(231m)麓にある田名集落である。集落の入り口には木の植わったロータリーがある。緩やかな斜面に形成された集落は、主屋付属屋を同じように並べるもので、赤瓦屋根とさんご礁の石垣というよりはセメント瓦とブロック塀の組み合わせが多く印象的だ。

集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
Database 野甫
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/okinawa_data/noho/noho_file.htm
Database 伊平屋島尻
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/okinawa_data/shimajiri/shimajiri_file.htm
Database 伊平屋我喜屋
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/okinawa_data/gakiya/gakiya_file.htm
Database 伊平屋田名
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/okinawa_data/tana/tana_file.htm

3 Comments

  1. いつもありがとうございます。セメント瓦 のほ石 区画整理の宅地 また興味深いモノが出てきて愉しいですよ。お疲れさまでした。

  2. 航空撮影が見応えありました、赤瓦が一軒も見えなくブロック塀がたくさんでは沖縄のイメージが変わります。住宅と畑の区画が良く整備去れてます。透明度抜群で どこ迄も続く葵い海は沖縄でしか体感できない光景ですね。❤ 👋

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