A post town in the sky between sacred mountains/ Walk around the mountain village Akasawa, Southern Alps (Yamanashi Prefecture)

早川町は、南アルプス(赤石山脈)の間ノ岳に発する早川に沿った山村である。かつては焼畑農業によるい麦・アワ・ソバなどの雑穀栽培地域であった。平地は少なく、上流部に秘境と呼ばれる奈良田集落があり、支流の雨畑川流域は甲州名産雨畑すずりの原産地(旧硯島村)がある。赤沢宿は、日蓮宗の総本山「身延山」と修験霊山と伝えられる「七面山」を結ぶ参道の途中に位置する集落で、参詣客の宿場であった。江戸中期から昭和初期にかけて相当賑わったという。
県道から折れ、険しい山に囲まれた深い谷をひたすら入っていく。途中に人家は無く、本当にこの先に宿場町があるものかと不安になってくる。しばらくして、斜面に旅篭建築が建ち並ぶ不思議な集落が姿をあらわす。集落は2段構成になっており、下の集落に大きな旅篭建築の大阪屋と江戸屋があって今でも営業している。軒にはたくさんの講中札が下がっており、広い縁側では講中客が白装束で休む光景があったのであろう。今でも、山間に修験者の「南無妙法蓮華經」の声がこだましていた。見所は、大阪屋、江戸屋などの大型旅籠建築と大黒屋あたりの町並み景観。身延山から下山してこの集落にアプローチするのが最も味わい深いであろう。

集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
Database 赤沢
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/yamanashi_data/akazawa/akazawa.html

8 Comments

  1. いつもありがとうございます。久々の天界の村、愉しい! 石畳が美しいし、旅籠建築も見応えあり。良い集落でした。お疲れさまでした。

  2. 山深い場所見たいですが大きな旅籠が沢山当時のまま保存されているのに驚きました。旅人の往来が沢山あったのでしよう。江戸へ通る峠だったのですかね。馬や籠が狭い街道を通行していた道なのですね。ありがとうございました。👋

  3. 私の妻は終末期介護中なので、このビデオはとても懐かしかったです。穏やかな声をありがとう。

  4. 集落さん、いつもありがとうございます。メンテ大変そうですが、重伝建は美しいです。1997年の思い出の写真もとても良い。

  5. これぞ天界の村
    待っていました
    苔むした石畳
    立派な旅籠建築
    素晴らしいです
    娘ちゃんの幼い時の写真も若かりし頃の奥さま(?)の写真もよかったです
    此の様な建物は是非残して頂きたいですね

  6. 久しぶりに開いてます・・
    25年前にも・・・山の中も島も、仕事で「生かされた記憶ばかりですが」こうやって見ているともっと時間を取れなかったのかなといまさらながら残念に思います。
    石垣に石畳・・・・昔の賑わいが想像できますね!
    ちょっと気になったのですが、大阪屋さんも江戸やさんも障子張り・・・雨の日は雨戸に入れ替えるのかな?

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