▼チャプターリスト(目次)
0:00 オープニング
0:21大鳥居、参道
1:12 高山に鎮座する稲荷社
1:50 拝殿・本殿
2:18 摂社・三王神社周辺
3:09 摂社・龍神宮周辺
4:02 桜に彩られた千本鳥居
6:49 高台から望む千本鳥居
7:04 摂社・神明社周辺
どうも、管理人のヒロリンです。
今回は青森県つがる市に鎮座する高山稲荷神社(たかやまいなりじんじゃ)を紹介します。
『予備知識がなくても参拝すれば感動を得られる神社』
こういう神社を僕は何社か知っていますが、高山稲荷神社はまさにそのような「予備知識がなくても感動できる神社」のうちの一社と断言できる神社です。
高山稲荷神社は、鎌倉時代から室町時代にかけて津軽地方を納めた豪族・安藤氏が創建した神社。当社から20kmほど離れた十三湖と呼ばれる湖沿いに鎮座する「山王坊日吉神社」の例にもある通り、津軽には大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀る日吉神社が数多く存在します。これは津軽地方を治めた安藤氏が滋賀県の日吉大社を崇敬していたから。当社も実はそんな山王信仰から始まった社なのです。
今では稲荷信仰の社となっていますが、かつて山王信仰の社であった名残が、現在の本殿の後方に鎮座する三王神社(動画内では2:18)に見て取れます。当社が稲荷信仰の社になったのは江戸時代になってから。元赤穂藩浪士のひとり、寺坂三五郎が、赤穂城内の稲荷社の御霊代をいただいて津軽に流れ着き、「この高山の霊地に祀れ」とのお告げにより、稲荷の御霊を遷し祀ったことで、当社は稲荷信仰の社となりました。
そんな当社は大鳥居をくぐって『高山』に登って本殿に参拝することから始まります。この『高山』の標高は22m。それほどの『高山』ではない場所に建てられた拝殿と本殿。この社殿群を見る限りはどこにでもあるような普通の神社にしか見えません。しかし、この神社の真骨頂はこの『高山』を降りたところに存在しています。
高山から石階段を降りると、手前に池の浮島に端然と鎮座する龍神宮(動画内では3:09)。そして、その先には朱の鳥居が延々と続く「千本鳥居」の庭園の光景が見て取れます。
神社境内にある庭園は「神苑」と表現されますが、当社の神苑ほど見事な神苑は中々お目にかかれないです。まさに『神の庭園』。庭園の大半は平たんな窪地で、神池の他にも小池が点在し、その間を縫うように鳥居が連なり、その連なった鳥居に沿って桜の木が並んでいます。桜の木々が満開の花を咲かせたときの光景は絶景そのもの。この世にこれほど素晴らしい光景があるのかと感嘆を新たにしてしまうほどです。
実は千本鳥居の歴史は、わずか40年ほど。地元農家の方が幾本かの鳥居を奉納したのがきっかけで、「ぜひ自分も奉納したい」という人が次々と現れました。ただ、すでに池が配置された神苑の造作もあり、まっすぐに並べていくことは難しかった。そこで、龍神宮が祀られているのだから「いっそのこと龍のように蛇行させよう」と、美しい曲線を描く千本鳥居が誕生しました。
千本鳥居をくぐりながら進む終着点の高台には展望台が設置されていて、見下ろすと池のほとりを龍が蛇行しながら昇ってくるようにも見えます。高台の近くには神明社があり、その傍らには津軽地方の神社で役目を終えた稲荷神の使いである狐の石像が無数に並び、当社が津軽地方有数の神社であることが分かる光景が広がっています。
千本鳥居と言えば京都の伏見稲荷大社や、近年に海外から人気を博している元乃隅神社が代表例として挙げられるかと思いますが、本州最北端の地にもこれだけ素晴らしい稲荷神社があるんです。そんな絶景がある当社の様子をこの動画でご視聴いただけると幸甚です。
Takayama Inari Shrine is a Shinto shrine located in Tsugaru City, Aomori Prefecture.
The captivating scene of row upon row of vermillion torii skirting the lush forest and manicured Japanese garden of Takayama Inari Shrine, is a sight to behold. Viewed from afar, the sinuous “one-thousand gates” give the impression of a dragon resting on the grounds.
The shrine is famous for dedicating the largest Matsuri floats during the Saijo Festival. This festival is known for its splendor and takes place in the area. The shrine was formerly known as ‘Isonomiya’ in the olden days.
Takayama Inari is said to have been established by the powerful Andō clan that subdued the Tsugaru region during the Kamakura (1185–1333) and Muromachi (1333–1568) periods. It has long drawn the patronage of local residents, who come to pray for a plentiful harvests, maritime safety, and success in business.
The shrine’s famed gates are actually a relatively new addition. Around 40 years ago, local farmers began putting up torii as offerings. The custom quickly caught on, and soon there were more vermillion gates than could be accommodated in a straight line. This, along with the planned construction of a pond in the shrine’s garden, necessitated that the torii be moved. As Takamatsu Inari counts Ryūjin, the dragon god of the sea, among its enshrined deities, it was decided that the gates should be arranged in an undulating fashion reminiscent of the mythical creature.
6 Comments
Like number 5 ⛩🌸🏯👏👏👏 Japan is wonderful 🙇🏼♀️ Congratulations for your amazing video 🙇🏼♀️ Greetings from Belgium 🇧🇪🙇🏼♀️🎶🎤🐦
青森に千本鳥居が有るとは知りませんでしたね。規模を考えると祐徳稲荷神社の次位ではと思ってしまいます。3大稲荷はどこなんでしょうね?
滑らかで素晴らしいカメラワークと魅せられる多くの映像に感銘を受けます👍
桜を交えながら鳥居を潜るシーンは特に素敵です🌸
ここまでの神社で誰も映らないように撮影され、
工夫とご苦労されているのかと感じ、凄いと思います。
素敵な映像ありがとうございます🎵
ヒロリンさんの行動範囲の広さにビックリです。撮影と編集大変でしょうがマイペースでやっていきましょう。
千本鳥居と桜のコントラストが素晴らしいですね。 地元に祐徳稲荷神社が在るのですね他のお稲荷さんには余り行かないですが桜の季節に弘前城と一緒にに周りたいです。未だに青森県は未踏の地で新一の宮の岩木山神社さんにお詣りできるのも何時になるか分りませんが呼ばれる迄待ちます。
always 最高&満点💯な動画が素晴らしくていつも参考になっております。
動画の作り方教わりたいくらいです😭
千本鳥居と桜がマッチングしてより美しいですね。日本人で良かった。