▼チャプターリスト(目次)
0:00 オープニング
0:21 社号碑、鳥居
0:43 摂社・田村神社
1:06 手水舎、参道、狛犬
1:42 拝殿
3:07 本殿
3:20 末社・岩戸神社
3:29 高清水霊泉

どうも、管理人のヒロリンです。

今回は秋田県秋田市に鎮座する古四王神社(こしおうじんじゃ)を紹介します。

JR秋田駅から路線バスで約22分。秋田運河と国道7号線に並行して走る細い旧道沿いに、粛然と鎮座しているのが今回ご紹介する古四王神社です。古四王神社は戦前の時に、秋田県内で唯一、近代社格制度の中の国幣小社に列格した秋田県随一の社格を持つ神社。

この神社で祀られている神様は大毘古命(おおびこのみこと)と、齶田浦神(あぎたのうらのかみ)の二柱。このうち、齶田浦神は秋田県の「秋田」という地名の語源になった神様と言われています。

『日本書記』によれば大毘古命は四道将軍の一人。四道将軍とは、第10代天皇・崇神天皇の時代に北陸、東海、山陰、丹波にいる地方の敵を帰順させるために、天皇から将軍の印綬を受けて派遣された4人の皇族のことです。

蝦夷平定を命じられた大毘古命は北陸道から古四王神社の鎮座の地に至り、北方鎮護のために、鹿島神宮でも祀られている建御雷神(たけみかづち)を齶田浦神(あぎたのうらのかみ)として祀ったと伝えられています。

齶田浦神の「齶」という字は現代語でいうと顎(あご)の意味で、秋田県の男鹿半島の海岸線が顎に似ていることから、齶田浦神は秋田地方の地主神として崇められていたと考えられています。

ちなみに、古四王神社と同名の神社は、胡四王神社、巨四王神社などの同音異字を含めると、新潟県から秋田県にかけて数十社分布しており、前述の通り四道将軍の一人である大毘古命が北陸道から秋田県に行く道中と重なりますが、当社の鎮座地に近い場所にはかつて北方最前線の根拠地として大和政権が築いた秋田城が構えられており、日本にある「古四王神社」の中では歴史も格式も随一となっているのです。

コンクリート造りの鳥居の奥に、鬱蒼とした緑に覆われた境内が広がる当社。大毘古命と齶田浦神(建御雷神)という二柱の武神を祀る社に相応しく、華美な装飾を排した落ち着いた雰囲気と素朴さが溢れる境内は、厳粛な趣を湛えています。

また、境内には地域住民が坂上田村麻呂将軍を称えて建立した田村神社が鎮座しています(動画内では0:43)。古代における北方の最前線基地であったこの地ならではの摂社であり、北方鎮護の武神として同社が果たしてきた役割をうかがうことが出来ます。

Koshiō Shrine is a Shinto shrine located in Akita, Akita Prefecture, Japan.

It enshrines the kami of Ōhiko no mikoto and Takemikazuchi no mikoto. These gods are gods of Japanese mythology and are considered war gods.

According to legend, was established in 658.

5 Comments

  1. 今回も拝殿の撮影させてもらえたんですね。ひっそりと佇む落ち着けそうな神社でえすね。関東の人は全く知らないと思いますが。龍神様の彫刻良いですね。誰か全国の龍神様の彫刻写真集でも出してくれないかな?龍神様の天井画も有れば欲しいな。

  2. これまた、知らないですが重厚でどっしりした神社ですね🥰困る位行きたい神社が増えますが、いまはこの素晴らしい動画で大満足😃

  3. 古四王神社知りませんでした。数十社分布しているんですね。
    毎回無人境内の撮影はすごいですね、拝殿の龍の彫刻の装飾は迫力ありますね。
    今回も素晴らしい映像と音楽に、ありがたい時間を有難うございました。

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