今月2度目の浅草観光。今回も、もちろんひとり旅である。
ひとり旅には慣れているし平気なのだが、孤独感に襲われる瞬間がある。
それは、ひとりで行列に並ぶ時間、ひとりで店内で待つ時間、ひとり遊園地、ひとりレストラン、全てにおいて孤独感を感じる訳ではないが、何か場違いな自分の存在を感じとってしまったり、恥ずかしく感じてしまったりすると、一気に孤独感に包み込まれてしまうのだ。
最近では、スマホという逃げ道アイテム、現実逃避アイテムのおかげで、孤独感を消しているように見せてはいるが、心の奥には隠しようのない暗い黒い孤独が見え隠れしている。
物心ついた頃からスマホへの現実逃避行動が、日常的な現代の若者の中には、それを孤独と感じることすら無い人達も多いかもしれない。
でも僕が物心ついた頃には、スマホはおろかポケベルすらなかった時代だ!
街には公衆電話があり、10円玉からテレホンカードというプラスチックみたいな薄っぺらいカードで電話が掛けられるようになった程度だ。
そんな時代に、スマホみたいな好都合の現実逃避場所など存在せず、重苦しい孤独感に晒されながら、恥ずかしさと何に対してかわからない後ろめたさを感じ、息を殺して出来る限り自分の存在感を消す事に努めているしかなかった。

僕は最近、ひとり旅をする。そこには必ず孤独な瞬間が存在する。youtubeの撮影をする為ではあるが、youtube撮影という行動が、孤独感からの逃避であり、言い訳になる時もある事は自覚している。
しかし、旅という行動をする者にとって、孤独は必要不可欠なことであり、孤独からさまざまな自分の感情を感じとる事が出来るのだ。
その時その時、起こる状況によって自分がどう感じ、どんな行動を自分が取るのかが客観的にわかり、ほんとの自分という人間を知ることが出来る。
『自分探し』と言う、20代の若者が口にするような旅は、まさに孤独の中に身を置きほんとの自分を見つめる事なのだろう。

しかし、やはり孤独は孤独。旅で美しい景色に遭遇しても、食べたことのない美味しい料理を口にしても、その喜びや感動を共有したり共感したりすることは出来ないのだ。恐怖的な感情も然りだ。

そんな孤独なひとり旅をなぜするのか。
そこには、人生を修行と捉える宗教的な考え方が存在するからなのではないかと思われる。
心身共に成長する者が、より豊かな人生を歩むという、一見すると古くさい考え方を持つ人々が、好んで行う事が、孤独を共にするひとり旅なのであろう。
僕は若者ではない、50代半ばのオヤジの中のオヤジ。
もう人生の折り返しはとうに過ぎている。
そんな年齢のオヤジが、若者の言う『自分探しの旅』とは言えるはずもなく、どちらからと言うと『修行』の旅という事にしておいて頂こう。
やっている事になんら変わりなどある訳ではないけれど、ただ『修行』と言う方が聞こえがいいだけの話だ。

#関西国際空港
#東京スカイツリー
#浅草

2 Comments

  1. ギンダミさん~浅草とスカイツリー✨🎄✨のリポートお疲れ👋😃💦さまでした😚この前より人が多いですね😳しかしBGMの選択イカしてますよ😊私はスカイツリーには登ってないのでギンダミさんが羨ましいです😆🎵🎵私は…ネットで年末年始に食べる少し高めの和菓子とかカフェ☕オレとかたくさん注文しました🍩🍪🍮🍹では~ギンダミさん~良い~お年をお迎えくださいませ‼️

  2. こんにちは。また浅草に行ったの?寒かったのでは🥶吉原遊郭健在なんですねスカイツリーから見る夜景、綺麗ですね。行った事が無いので次回、成田から飛び立つときには1日前に行き観光をしたいと思います。🗼🗼(だけど1人ぼっちは寂しいな)9アワーズってカプセルホテルなんだ!!昔一度泊ったことがあるけれど眠れなかった(苦)gindami
    さん、今日は12月24日です。イブです🌲🌲良いクリスマスを🌲🌲🌲🌲🌲

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