日本の豪華な寝台特急カシオペア紀行・上野発秋田行き(青森経由)の乗車記です。乗車した客室のカシオペアツイン車端室(EX・3人個室)、車内放送、カシオペア弁当やパブタイムの食事などをご紹介します。

■基本情報
列車名:カシオペア紀行
乗車日:2022年11月25日(金)
車両:カシオペアツイン、11号車1番
出発:上野駅 15時40分
到着:秋田駅 翌9時30分
料金:233,300円(1,700ドル)
旅行会社:びゅうトラベル
HP:https://www.jrview-travel.com/content/sp/cassiopeia/

カシオペア紀行はびゅうトラベルの旅行ツアーです。1日目はカシオペア紀行で秋田まで行き、2日目は秋田観光と秋田のホテルに宿泊、3日目は秋田観光をして新幹線で上野・東京まで帰っています。

2泊3日で料金が233,300円(1,700ドル)となっています。内訳は公開されていませんが、カシオペアへの乗車が大半を占めていると思います。

料金はカシオペアへの乗車人数や客室タイプ、また観光ルートなどにより変化するので、ツアーのHPをご確認下さい。

■カシオペアとは
カシオペアはかつて東日本旅客鉄道・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道・北海道旅客鉄道が上野駅 – 札幌駅間で運行していた臨時特別急行列車です。

カシオペアは1999年7月16日(上野発)・17日(札幌発)から運行開始。全客室が2名用A寝台個室であり、他の寝台特急列車よりも高額な本列車専用の寝台料金が必要となるにもかかわらず、人気の高い列車でした。

列車名は星座のカシオペア座に由来。理由としては夜行列車をイメージさせ、「北極星を中心に『北斗七星』と対となり一晩中北の空に輝く星座」であるためとされています。

北海道新幹線の開業によって、青函トンネルを含む約82 kmが新幹線と在来線の共用走行区間となり、架線電圧が在来線用の交流20,000 Vから新幹線用の交流25,000 Vへと昇圧。寝台特急「カシオペア」は2016年3月19日(上野発)・20日(札幌発)を最後に運行を終了、新幹線開業日である同年3月26日付で正式に廃止されました。

カシオペアの定期運行は終了しましたが、その後、団体ツアー専用列車として「カシオペアクルーズ」および「カシオペア紀行」が運行されています。

■カシオペアの客室
カシオペアスイート(展望室タイプ):1号車の車端部に1部屋のみ存在する平屋構造の個室。
https://www.jreast.co.jp/cassiopeia/accom/suite01.html

カシオペアスイート(メゾネットタイプ):1・2号車にそれぞれ3室ずつ存在するメゾネットタイプ(重層方式)の個室。
https://www.jreast.co.jp/cassiopeia/accom/suite02.html

カシオペアデラックス:2号車に1室のみ存在する平屋構造の個室。
https://www.jreast.co.jp/cassiopeia/accom/deluxe.html

カシオペアコンパート:4号車に1室のみ存在していた平屋構造の個室。車椅子に対応できるように客室や周辺の通路が広く作られていた。
https://www.jreast.co.jp/cassiopeia/accom/compart.html

カシオペアツイン(車端室タイプ):4 – 6号車にそれぞれ1室、7 – 11号車にそれぞれ2室ずつ存在する平屋構造の個室。補助ベッドを使用して3名で使用できる部屋もあった。
カシオペアツイン(車端室タイプを除く):4 – 11号車にそれぞれ8室ずつ存在していたスタンダードタイプの2階建構造の個室。
https://www.jreast.co.jp/cassiopeia/accom/twin.html

■カシオペアの客室設備
以下の設備・サービスが全客室に用意されている。
・トイレ・洗面台、フェイスタオル・コップ・浴衣・スリッパ・ハンガー、洗面台に電源コンセント(交流100V)が1口設置。
・個別空調、照明スイッチ、時計(アラーム機能付)、非常通報ボタン、車内販売接近告知ランプ
・液晶モニタ、BGM放送装置。液晶モニタでは、トンネル区間をのぞいてNHK BS1・NHK BSプレミアムおよび車内ビデオ放送が視聴できた。また、現在の走行位置を表示するナビゲーション機能もあった。
・ウェルカムドリンク(ソフトドリンク)、モーニングコーヒー、朝刊サービス

以上に加えて、「カシオペアスイート」と「カシオペアデラックス」には以下の設備・サービスも用意されていた。
・シャワーブース・ドライヤー、バスタオル、アメニティーセット(石鹸、シャンプー、歯磨きのセット)、クローゼット
・ウェルカムドリンク・ミニバーセット(ワイン・ウイスキー・氷・ミネラルウォーターなど)
ダイニングカー直結インターホン

■カシオペアの共用設備
ダイニングカー(3号車):客席が2階、厨房が1階の2階建構造。フランス料理や和食、軽食類などが用意される。
ラウンジカー(12号車):約20名が座れるソファや飲料自動販売機が用意されていたほか、売店も設置されている。
ミニロビー(5・9号車)
共用シャワー(6・10号車):シャワーのお湯は1名当たり延べ6分間使用可能。利用に際しては3号車ダイニングカーでシャワーカード(320円)の購入が必要だったが、現在は利用停止。
飲料自動販売機(5・9・12号車)
共用トイレ(2・7・11号車)

■目次
00:00 オープニング
00:25 上野駅
01:55 上野駅13番線ホームに入線
02:20 カシオペアの車体チェックと乗車
04:12 カシオペアツインEX・3人個室の中
09:14 カシオペアの他の個室との違い
10:34 上野駅を出発
11:47 走行ルートと停車駅
12:27 上野駅出発後の車内放送
20:01 車内探検(12号車~9号車)
23:27 車内販売とメニュー
24:15 ダイニングカー1回目の車内放送
26:05 夕食、カシオペアスペシャル弁当
28:15 ダイニングカー2回目と車内販売の車内放送
29:56 暖房と送風チェック
30:43 夜の車内販売と12号車
31:57 ダイニングカーでパブタイム
35:53 カシオペアツインのベッドメイクと就寝
39:35 翌朝と車内放送
43:05 朝食、カシオペア弁当
45:26 最後の車内放送と秋田到着
48:46 カシオペア紀行の予約方法・料金・乗車前の案内
51:09 エンディングと感想

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