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再訪2中心市街地055・・和歌山県和歌山市(2022年1月)

2017年3月以来、4年10ヶ月ぶりの和歌山市。コロナ禍での船出となったキーノ和歌山は、鉄道駅、バスターミナル、商業施設、ホテル、オフィス、図書館、大型駐車場が連なり、駅前立地に欲しいものを全て集めたと言っても過言ではない複合施設。東の拠点である和歌山駅西口でも再開発ビルが完成し、オープン時は白紙となっていた1階の商業区画にも食品スーパーが無事出店した。これら東西の拠点の間に位置するブラクリ丁を中心とした商店街、和歌山城周辺の官庁街を合わせた広大な中心市街地だからこそ、人口減少時代の中、都心回帰が必要であると考えられる。ニュータウンの世代交代と同じく、空き家問題も含めた不動産の流通の促進が、民間企業のビジネスチャンスになるような工夫ができれば、中心市街地の新陳代謝も図ることができるのではないだろうか。

2014中心市街地探訪006・・和歌山県和歌山市

再訪1中心市街地010・・和歌山県和歌山市(2017年03月)

【一新された和歌山市駅の駅ビル】00:31
南海電鉄南海本線とJR和歌山港線が乗り入れる和歌山市駅を中心とした複合施設「キーノ和歌山」が、令和2年(2020年)6月5日にグランドオープンした。
地下1階、地上3階建て、延床面積8,600㎡の商業棟、地上12階建て、延床面積6,000㎡のホテル棟、地上5階建て、 延床面積9,600㎡の公益施設棟のほか、オフィス棟、駐車場棟からなる複合施設。商業棟は、店舗面積4,100㎡、地上1階から3階までを営業フロアとし、食品スーパー、ドラッグストア、レストランやクリニックなどが入っている。ホテル棟は、客室数120室のカンデオホテルズ南海和歌山、公益施設棟は、和歌山市民図書館のほか、蔦屋書店やスターバックスコーヒーが入り、屋上テラスに昇ると市街地を一望することができる。
以前この場所には、地下1階、地上8階建て、店舗面積4,510㎡の和歌山タカシマヤが営業していたが2014年8月末をもって営業を終了し、その後建物は解体され、和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業により一新された。

【みぎわテラス】02:18
地上13階建て、延床面積6,811㎡、A、B、C棟からなる複合施設で、北汀丁地区第一種市街地再開発事業として令和2年(2020年)7月に完成した。A棟は総戸数38戸の分譲マンション「デュオヒルズ和歌山城」、B棟は学校法人山本学園「IBW美容専門学校」、C棟はレストランと住宅型有料老人ホームが入っている。

【A TOWER】02:59
地下1階、地上20階建て、高さ81.29m、延床面積24,366㎡の複合ビルで、友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業として、令和2年(2020年)2月に完成した。ビルの地上1階に食品スーパー、2階にクリニック、3階から6階には人工透析の病院が入り、7階以上のフロアは、総戸数98戸の分譲マンション。以前この場所で営業していたスーパーマーケットのゴトウ本店は、Aタワーの地上1階で営業を開始する予定だったが、同社のスポンサー企業の経営破綻により出店を断念し、その後、和歌山市内で食品スーパーを展開する食品館サンキョー和歌山駅前店が、2021年7月にオープンした。

Alo Japan.