★ Highlights
01:57 Starting point of this line
06:24 Noguchi Bridge (L=158.7) crossing the Kashima River
14:13 Oirizawa-Ōhashi (thumbnail image scene)
16:55 Takase Tunnel
18:29 Japanese macaque
20:19 Kuzu Onsen Senninkaku (left)
22:01 Nanakura Dam
23:19 Nanakura Tunnel
★Route Map
Date : 2021-11-27
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps
信濃川水系犀川支流の一級河川高瀬川は、槍ヶ岳付近の稜線北側より流下し、大町市を経て安曇野市明科で犀川に合流する、安曇野を代表する河川です。
槍ヶ岳から燕岳に至る北アルプス表銀座と、三俣蓮華岳・針ノ木岳方面に延びる裏銀座、いずれも2500~3000m級の山々に挟まれるように流れる上流部は、長野県下最大級の峡谷を形成しています。深さ1000mに近い谷を刻み、約20kmで落差650mを流れ落ちる急流であることから、この地理的特性を生かして古くから大規模な水力発電開発が行われてきました。
現在、高瀬渓谷には上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムの3つの大規模なダムが造られており、中でも1979年竣工の高瀬ダムは富山県の黒部ダムに次ぎ日本第二位の高さ(176m)を誇る巨大ダムです。東京電力グループが管理する発電用ダムで、下流の七倉ダムとセットになって揚水式発電が行われています。
この揚水式発電は、余剰電力が発生する時間帯にその電気を使って下のダム湖から上のダム湖に水をくみ上げ、電力需要が大きい時間帯には逆に水を落として発電することで、需給のタイムラグを調節する役割があります。元々は原子力発電と親和性の高い方式ですが、近年は太陽光発電などと組み合わせることにより無駄のない効率的な再生可能エネルギーの利用が図られることを期待されています。
今回は、高瀬渓谷を走る県道326号槍ヶ岳線を終点方から収録しました。一般車両は七倉山荘まで通行可能ですが、葛温泉より先は冬期間閉鎖となります。閉鎖直前の週末、すっかり雪景色となった高瀬渓谷のドライブとなりました。
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