新潟県津南町から長野県栄村にかけての地域は、日本有数の豪雪地帯であるとともに、大規模な河岸段丘が発達している地としても有名です。

苗場山北麓に位置する一帯は、日本ジオパークネットワークにより「苗場山麓ジオパーク」に認定されています。最大の特徴であるこの河岸段丘については、同会の公式サイトでは「地球規模の気候変動を背景に、大地の隆起と中津川のはたらきによって形成されました。段丘面には、かつての河原の砂や礫の層と、その上に遠方の火山から飛来した火山灰が降り積もっており、その火山灰を調べることで段丘の形成年代が分かります。一番古い段丘は、40数万年前に形成されたと推測され、この年代の段丘が残っているのは、日本でも貴重です。」と紹介されています。

中津川左岸(西側)に広がる段丘面は、通称「沖ノ原台地」と呼ばれ、緩やかな起伏を持つ雄大な風景は一見の価値があります。

今回は、この台地を走る県道加用今新田津南停車場線をメインに走ってみました。スタートは長野県栄村長瀬で、すぐに段丘崖を下り県境の志久見川を渡ります。加用の集落を過ぎると急勾配で段丘崖を上り、しばらくすると突然視界が開けて雄大な台地上を走っていきます。

終盤は信濃川と支流中津川の段丘崖を下っていきます。津南の町を一望できる場所には小規模な展望スペースも整備されています。

★ハイライト
01:23 志久見川を渡る長瀬橋(長野・新潟県境)
02:29 県道加用今新田津南停車場線起点
05:49 サムネイル画像の場面
18:03 展望スポット
21:57 国道117号交点

★主な走行路線
・新潟県道251号 加用今新田津南停車場線
中魚沼郡津南町上郷宮野原から同町津南駅に至る一般県道です。起点付近及び一部集落内は狭隘区間が残っていますが、概ね2車線の改良道路となっています。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)

Date : 2021-10-30
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps

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