諏訪市から霧ヶ峰高原・白樺高原を越えて小諸市に至る県道諏訪白樺湖小諸線は、実延長が70kmにも及び、長野県道で最も距離が長い路線です(県外区間も含めた場合は飯田富山佐久間線が最長)。
今回は、諏訪市から小諸市に向けて収録しました。長時間の撮影となったため、3つの動画に分割してアップしていきます。
②に引き続き、立科町芦田から終点小諸までの区間の動画となります。蓼科北麓の台地上にある立科町中心部から、一旦千曲川の段丘谷底まで下り、最後に段丘崖を登って小諸市中心部へと入っていきます。
かつて、信越線小諸駅から島川原(現東御市)まで「布引電気鉄道」という小さな鉄道が走っていました。最終的に望月町(現佐久市望月)まで結ぶ構想で1926年に開業しましたが、経営不振により僅か8年後の1934年に影響休止となり、そのまま廃線となった”幻”の鉄道です。最後は電気代が払えず、電力会社から送電を停止されてしまったとのことです。
旧線路敷は主に道路に転用されており、一部は本路線の道路敷となっています。廃線から80年以上経過していますが、当時の遺構もいくつか残されており、最も有名な千曲川橋梁の橋脚と橋台は本路線からも見ることができます。
★ハイライト
11:12 鹿曲川を渡る前田橋(L=52.7m)
13:40 この右手あたりに島川原駅があった
14:47 道の駅みまき
18:59 右手に布引駅跡(布引観音登山口)
19:18 左前方に橋台と橋脚
19:21 サムネイル画像の場面
19:25 布引ロックシェッドと布引トンネル
20:09 県道立科小諸線の布引大橋をくぐる
22:41 千曲川を渡る大久保橋(L=98.0m)
24:31 ここから旧北国街道の道筋
26:02 しなの鉄道線高架橋(旧北国街道は直進)
26:33 小諸駅(左)と懐古園(右)
28:43 諏訪白樺湖小諸線終点(国道141号交点)
★主な走行路線
・長野県道40号 諏訪白樺湖小諸線
諏訪市元町から小諸市南町に至る主要地方道です。観光道路「ビーナスライン」を構成する県道路線の一つで、立科町三本松(白樺湖交差点)から同町南平までの区間は本路線の支線扱いとなっています。なお、2020年5月1日に立科町内で区域変更が行われ、同町内の狭隘区間は解消されています。
※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)
Date : 2021-08-28
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps
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