「栗の町」とも呼ばれる長野県小布施町は、栗の名産地であるとともに北信濃を代表する観光地として知られています。江戸期には谷街道が通じる交通の要衝で、当時の面影を残す町並みも人気を支えています。

小布施町の北隣にある中野市では、江戸時代末期から続く伝統工芸「中野人形」が制作され、”中野の土雛”として全国に知られています。毎年3月31日から4月1日にかけて「中野ひな市」が開催され全国から愛好家が訪れます。

この小布施町と中野市の間には2本の幹線道路(国道と県道)が走っています。メインルートは江戸期の谷街道の道筋に当たる国道403号ですが、その東側、長野電鉄の線路に沿って走る県道が、今回収録した中野小布施線です。

地図や航空写真を見るとよく分かりますが、両町市の間は広大な水田地帯となっており、集落はほとんど無く、建物も主に近年建てられた店舗や工場があるのみです。一帯は通称「延徳田んぼ」と呼ばれる水害常襲地帯で、古くから千曲川とその支流の篠井川の氾濫に悩まされてきました。

県道中野小布施線は、水害を避けるように山裾に点在する集落を縫うように走っています。古い里道がそのまま県道になった様子で、のどかな風景の中を走っていきます。

今回は、終点から起点に向けて収録しました。長野電鉄の線路と並走することもあり、せっかくなので小布施・信州中野両駅前を結ぶ形で収録しています。

★ハイライト
01:58 栗菓子店が並ぶ小布施中心部
03:24 中野小布施線終点
12:25 桜沢駅前
14:16 長野電鉄踏切(長丁踏切)
19:12 再び長野電鉄踏切(中野~桜沢線​踏切)
19:34 左手に中野市役所
20:21 中野陣屋・中野県庁跡入口

★主な走行路線
・長野県道358号 中野小布施線
中野市西一丁目から上高井郡小布施町小布施上町に至る一般県道です。中野市の中心市街地から長野電鉄長野線の線路に沿って南下していきます。なお、中野市中心部の通称「中央通り」区間は、東方面行きの一方通行規制でしたが、2021年1月に当該規制は解除されています。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)

Date : 2021-08-07
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps

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