青森県、津軽半島の北端部「龍飛崎」にある有名な339号自動車交通不能区間に行ってみました。現在は「階段国道」として観光スポットにもなっています。
階段部が国道になってしまった理由は諸説ありますが、龍飛漁港を経由地とするために苦肉の策としてこのような形になったものと思われます。自動車が通行できない国道区域は日本全国に多数存在するので珍しいものではありませんが、このサムネイル画像にあるように国道標識が設置されているのは全国でもここだけであると思われます(かつては289号甲子峠登山道区間に存在していました)。
今回は、339号終点から龍浜まで階段部を含め収録しました。三厩湾沿いを走るこの区間は、別名「アワビ道路」とも呼ばれ、沿線の漁師などがアワビの収益金を投じて完成させた道路であるとのことです。その当時の洞門が今でも現役で使われています。
途中、算用師・宇鉄・鐇泊(まさかりどまり)・梹榔(ひょうろう)など珍しい地名があります。このあたりは古くからアイヌ民族が居住し、今別や龍飛なども含め地名の一部はアイヌ語が語源であるとも言われています。
なお、動画は少しおまけで国道280号今別バイパスからスタートしています。
★ハイライト
05:15 国道280号旧道交点(右手に三厩湾)
07:12 国道339号終点(280号陸上区間終点)
08:07 右手に義経海浜公園
23:42 国道を短絡する町道交点(道の駅入口)
24:27 左手に龍飛館(太宰治が泊まった旧奥谷旅館)
25:07 階段国道入口
26:40 サムネイル画像の場面
★主な走行路線
・国道339号
青森県弘前市から同東津軽郡外ヶ浜町三厩に至る一般国道です。津軽半島西側をほぼ半周する路線です。
※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)
Date : 2021-07-24
Camera : GoPro HERO 8 Black, DJI Pocket 2
3840 × 2160(4K) 60fps
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