飛騨最奥の地、旧上宝村(現高山市上宝町)と、鉱山と”ニュートリノ”の町、旧神岡町(現飛騨市神岡町)を結ぶ県道長倉神岡線。延長はそれほど長くはありませんが、変化に富んだ道路状況が特徴の路線です。
本路線のハイライトは、上宝町吉野地籍の蔵柱川沿いの段丘崖を走る狭隘区間です。地理院地図では”軽車道”表記となっており、車幅2.0m制限で大型車は通行不能です。
旧上宝村中心部から神岡方面に向かい、吉野集落内で「神岡方面」の標識に従い進むと県道から外れてしまいます(今回収録時も間違えてしまいました)。左に曲がる正当な経路を進むと、やがて道が3方向に分岐する箇所があり、ここでも迷ってしまいます。
大型車通行不能の標識を過ぎると路面上はかなり荒れ始め、交通量はほとんど無い状態であると分かります。本路線の目的地である神岡町に向かう場合は、先ほどの標識通りに進み国道471号に入るのが自然なルートですので、わざわざこの狭い道を使う人はいないでしょう。正に”廃道寸前”と言っても過言ではないような状況です。
災害により寸断されることもしばしばあるようですが、道路管理者としても県道の現道をそのまま見捨てる訳にはいかないので、最近被災した箇所もきれいに修復されていました。このような道を管理しなけらばならない古川土木事務所の苦労も察します(そういえばあの「楢峠」も同事務所の管轄)。
今回は、起点側から終点に向けて収録しました。最後におまけで国道471号の船津橋まで走っています。
★ハイライト
01:24 県道高山上宝線交点(単独区間に入る)
07:54 旧上宝村中心部
10:17 「神岡方面」の分岐
11:14 三方向分岐
11:54 狭隘区間始まる(サムネイル画像の場面)
18:33 高山市と飛騨市の境
21:06 県道より立派な農道(神岡カントリーロード)をくぐる
29:37 高原川を渡る西里橋(旧神岡町の中心部)
30:53 国道471号交点(本路線終点)
★主な走行路線
・岐阜県道477号 長倉神岡線
高山市上宝町長倉から飛騨市神岡町東町に至る一般県道です。起点付近は県道高山上宝線との重複供用区間となっています。高原川右岸を走る国道471号とほぼ並走しますが、本路線は左岸を走ります。
※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)
Date : 2021-07-17
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps
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