日本有数の豪雪地帯である長野・新潟県境(信越国境)の関田山脈。6月上旬から11月上旬まで、年間のうち僅か5ヶ月間のみ通行可能な国道の峠があります。
この飯山市北部と上越市安塚区にまたがる国道403号伏野(ぶすの)峠区間は、長野・新潟両県における”最狭”の国道といっても良いでしょう(交通不能区間を除く)。471号楢峠のような絶望的な険しい区間はありませんが、離合困難な1車線道路が延々と続く”酷道”です。
今回は、野沢温泉村の国道117号交点から上越市安塚区の道の駅までの区間を収録しました。
千曲川に架かる市川橋を渡ると、しばらくはJR飯山線沿いの平坦な道を走ります。ここは元国道117号のルートです。藤沢集落で千曲川と別れ、”山登り”が始まります。
段丘の上に出ると、まるで水田の中を走る農道のような道が続きます。瞬間的に2車線道路となりますが、すぐに1車線となり本格的な峠越え区間に入ります。藤沢集落を過ぎてから、新潟側の須川集落に至るまで人家は皆無です。
伏野峠は標高1018m、長野県側は比較的なだらかな地形ですが、新潟側は一転して険しい斜面となります。峠から少し下ると、遠く日本海を望む絶景区間となります。
キューピットバレイスキー場を過ぎると、人家が点在する集落へと入っていきます。克雪住宅や蒲鉾型の倉庫など、いかにも新潟の農村といった風景が続きます。
道は狭いですが、両県側とも良く整備されており路面状況は悪くありません。しかし、年間5ヶ月しか開通せず、また災害により寸断されることも多い区間であるため、通り抜けできたらラッキーといえるでしょう。
★ハイライト
00:19 千曲川を渡る市川橋(L=277.7m)
04:10 飯山線火の見櫓踏切
05:25 狭隘区間はじまる
11:14 みゆきのライン交点
29:46 伏野峠
33:03 新潟側の絶景
34:05 サムネイル画像の場面
46:14 キューピットバレイスキー場
★主な走行路線
・国道403号
新潟県新潟市から長野県松本市に至る一般国道です。他路線との重複区間が多く”継ぎはぎだらけの国道”という印象があります。
※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)
Date : 2021-07-01
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps
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