矢作川は、長野県下伊那郡根羽村の茶臼山付近を源とし、愛知県豊田市・岡崎市などを経て三河湾に注ぐ一級河川です。愛知県東部、三河地方を代表する河川の一つです。

恵那市上矢作町小田子において合流する、”支流”とされる平谷川~上村川の方が”本流”よりも距離が長いことから、平谷川を遡った大川入山付近が矢作川の源流であるとする資料もあります(Wikipediaなど)。”本流”よりも”支流”の方が長い例としては、信濃川(千曲川)に対する犀川などがあります。

この矢作川の上流域に、国土交通省が管理する多目的ダム「矢作ダム」があります。洪水調節、不特定利水、かんがい、上水道供給、工業用水道供給、水力発電を目的とするアーチ式コンクリートダムで、1962年に着工、1970年に完成しました。

ダム湖は「奥矢作湖」と呼ばれ、桜並木や紅葉の絶景スポットとして知られています。このあたりは矢作川が愛知・岐阜県境となっており、ダム湖の両岸には両県の県道が走っています。

今回は、岐阜側の湖畔を走る県道瑞浪大野瀬線(豊田市須渕町~)を走ってみました。序盤は右手にちらりとダム本体及びダム湖を眺めつつ、国道257号との重複区間を経て、やがて谷間の狭隘区間へと入っていきます。最後に愛知県豊田市に入って国道153号と合流します。

せっかくなので、そのまま153号を北上し、長野県最南端の村、根羽村を経て、平谷村の道の駅まで収録しました。

★ハイライト
02:14 右手に矢作第二ダム
06:35 右手に矢作ダム
08:08 矢作ダム堤頂部入口
22:25 矢作川を渡る出合大橋(L=141.7m、岐阜・愛知県境)
23:51 上村川を渡る鶺鴒橋(L=40.0m、1934年築)
32:31 サムネイル画像の場面
32:59 最後の岐阜・愛知県境
39:37 瑞浪大野瀬線終点(国道153号交点)
43:25 愛知・長野県境
47:38 長野最南端の村、根羽村中心部

★主な走行路線
・岐阜/愛知県道20号 瑞浪大野瀬線
岐阜県瑞浪市土岐町から愛知県豊田市大野瀬町に至る主要地方道です。起点方から岐阜・愛知・岐阜・愛知・岐阜・愛知・岐阜・愛知と両県を行ったり来たりしていきます。奥矢作湖畔の区間は「奥矢作さくら街道」の愛称が付けられており、休日のドライブコースとなっています。

・国道153号
愛知県名古屋市から長野県塩尻市に至る一般国道です。区間により飯田街道、三州街道、中馬街道などの愛称が付けられています。いわゆる”3ケタ国道”ですが、愛知県東部と長野県南部を結ぶ重要幹線道路であるため、起点から飯田市までの区間は「指定区間」とされ国土交通省が直轄管理しています。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
(広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。)

Date : 2021-06-20
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160(4K) 60fps

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