静岡県の東部に位置し、面積186.96㎢、人口199,901人(2016.4.1)の施行時特例市で、静岡県東部の政治、経済の中心地。江戸時代、東海道沼津宿の宿場町として栄え、沼津城が築城された江戸時代中期頃から現在の中心市街地の骨格とも言える城下町が形成され、商業都市への基礎がつくられた。明治22年(1889年)の町村制で駿東郡沼津町が成立し、大正12年(1923年)7月、当時の楊原村と合併し、静岡市、浜松市に次ぐ県下3番目の市制(人口34,482人)を施行した。行政人口は20万人だが、商圏人口998,264人を数える沼津商圏は、静岡商圏(1,575,458人)、浜松商圏(1,348,055人)に次ぐ静岡県下3番目の規模を誇る広域商圏。
沼津市へのアクセスは、東海道新幹線で三島まで行き、東海道線に乗り換え、三島から沼津まで約5分。
中心市街地は、JR沼津駅周辺から沼津市役所付近までのエリア。
今から約60年前の1957年に完成した沼津駅北口は、今となっては商業施設やコンベンション施設がオープンし、表玄関の南口に対し、決して駅裏という位置付けではなくなった。南口の商店街やその周辺を歩くと、かつて静岡市を凌ぐとも言われていた商業都市としての名残を感じさせられる。しかし、中心市街地の南北が鉄道で分断されている為、せっかくの都市機能に一体感がないのが現状。鉄道高架に賛否はあるが、高架化には様々なメリットがある。まず、高架下を含めた新たな一等地が生まれる。静岡はホテルアソシアや大型オフィス、浜松はアクトシティや遠鉄百貨店ができ、土地の有効活用という観点からも優れている。鉄道高架推進に期待し、これからの沼津の中心市街地の進展が楽しみだ。
【JR沼津駅】
東海道線と御殿場線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員(2014年度)は20,532人。駅は地上駅で、南側が東海道線、北側に御殿場線ホームがあり、駅ナカ商業施設の駅ビル「アントレ」が南口にある。駅舎は南口と北口の両方にあるが、自由通路はなく、それぞれを改札内の跨線橋が結ぶ。このように、駅を挟んで南北の交通がほぼ寸断されている状況ではあるが、沼津駅を含めて周辺の東海道線区間約4.1km、御殿場線区間約1.8kmの鉄道高架化計画がある。現在、高架化に伴う貨物駅移転先の用地取得などの交渉が進められていて、事業期間は暫定で2022年度までとなっている。北口の駅前広場は、西側がタクシーと一般乗降用スペース、東側には路線バスが乗り入れる。表玄関である南口は、西側が一般乗降用スペース、東側にはタクシー乗り場とバスターミナルがある。
【アントレ(沼津駅ビル)】
店舗面積2,296㎡、地上1階と2階を営業フロアとする駅ビルで、1階には土産物店から食料品やカフェ、2階はファッション関係を中心とした各種専門店が入っている。
【BiVi沼津】
店舗面積15,927㎡、地上1階から4階までを営業フロアとし、1階にはレストランやカフェのほか専門店、2階は駐車場、3階にはアミューズメント関係、4階がシネコンの「シネマサンシャイン沼津」が入る複合商業施設。
【静岡県総合コンベンション施設プラザヴェルデ】
会議場施設の「コンベンションぬまづ」、展示イベント施設の「キラメッセぬまづ」のほか、宿泊施設が一体となった複合施設。大型会議室は、県下最大規模の約1,000名を収容できるコンベンションホールで、宿泊施設は地上11階、客室数150室の「ダイワロイネットホテルぬまづ」が入る。
【沼津商工会議所】
【沼津税務署】
【リコー通り】
【イシバシプラザ】
店舗面積21,709㎡、イトーヨーカドー沼津店を核テナントとし、地下1階から地上4階までを営業フロアとする商業施設。
【静岡県東部総合庁舎】
【歓楽街(高島町)】
リコー通りを含めてその西側の高島町周辺は居酒屋やスナックなどが集まる歓楽街。
【あまねガード】
沼津駅の北口と南口の行き来は、大きく迂回してこのガードを通らなければならない。
【さんさん通り】
【富士急百貨店】
バスターミナル機能も併設している商業施設で1965年にオープンした。店舗面積11,014㎡、地下1階から地上6階までを営業フロアとする商業施設だったが、ほとんどの店舗が閉店し、現在はファストフード店と100円ショップが地上1階で営業している。
【イーラde】
地下1階、地上20階建て、高さ78m、店舗面積は6,130㎡で2008年にオープンした再開発ビル。地下1階から地上3階までが店舗、4階から6階が駐車場で、8階以上が分譲マンションとなっている。
【旧西武百貨店沼津店】
2013年1月末に閉店した西武百貨店沼津店は、店舗面積9,732㎡、本館と新館の2棟からなる百貨店で、1957年にオープンした地方都市初の本格的な西武百貨店。現在は、本館が沼津駅前にぎわい広場の「雄大フェスタ」、新館がパチンコ店を核とする「沼津ラクーン」として再出発した。
【雄大フェスタ(旧西武本館跡)】
夏はビアガーデン、冬は鍋料理、そのほか餃子、ラーメンのイベントなども開催される飲食店が集まる賑わいスペースで、地権者である「伊豆箱根鉄道」の土地を地元企業の「雄大グループ」が運営する形で2014年6月にオープンした。
【沼津ラクーン(旧西武新館)】
地下1階から地上7階までを営業フロアとする商業施設で、パチンコの「楽園」のほか、カフェ、カラオケ、よしもと劇場なども入り2014年4月にオープンした。
【仲見世商店街】
南北約250mの全蓋式アーケードが設置されている静岡県東部随一の商店街。
【新仲見世商店街】
仲見世商店街から旧国道1号線を南に渡ったところから続く、南北約90mの全蓋式アーケード商店街。
【アーケード名店街】
全長約200mの商店街で、1954年に完成した国内初の耐火構造によるアーケード街。アーケードは屋根ではなく、せり出してるビルの下に歩道があるのが特徴。
【中央公園】
かつての沼津城本丸に位置する公園で、年間を通じ様々なイベントなども行われている。公園南側の狩野川には「あゆみ橋」が架けられていて、そこから見える市街地の景観は美しく、中心市街地の回遊性の一端を担う公園。
【静岡銀行沼津支店】
【静岡中央銀行本店】
【スルガ銀行本店】
【静岡放送東部総局】
【御成橋】
【沼津市役所】
【静岡地裁沼津支部】
【静岡地検沼津支部】
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