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【4K】風鈴が奏でる涼音の杜:栃木県・唐澤山神社 (Karasawayama Shrine | Shinto Shrine in Tochigi Prefecture)

※この動画はコロナウイルスによる緊急事態宣言解除後に撮影しています。
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どうも、管理人のヒロリンです。

「今年も暑い夏がやってきたぜぇぇぇ!」

夏が来るたびに、元気よくこういうセリフを言っていた若い頃が僕にもありました。しかし、肌の曲がり角をとっくに通り過ぎた30代に突入しちゃうと、『お日様、雛菊、とろけたバター』(出典元:ハリー・ポッター)の如く、暑さで身体が溶ける、溶ける。

それにね、僕は呼んでいないんですよ夏ってやつを。なのに毎年・・・毎年・・・あいつときたら今年も

夏「来ちゃった(*´ω`*)」

僕「来ちゃったじゃないんだよもう!!ウザいんだよそういうところがぁぁ!」

夏「何よ!好きじゃないの?!」

何が好きでこんなB級恋愛ドラマを脳内で妄想しなくちゃいけないのか。思想の自由が憲法で保障されているとはいえ・・・何だったら手をかざした先で暑さがブワッと避けるモーゼみたいな能力があるんだったらカナヅチになるデメリットがあるとわかっていても「悪魔の実」を食べたい。

それぐらい僕は夏が苦手なんです。

しかし、現実は非情なもの。嫌いな夏は今年もやってきました。夏の暑さを紛らわす方法というのは古今東西の人類が考えてきていて、そのうちの一つが「風鈴」をつけてその音色で暑さを紛らわすというもの。

そんな暑さを紛らわせてくれる風鈴が参道に多数つけられている神社が栃木県佐野市にあります。それが今回ご紹介する唐澤山神社(からさわやまじんじゃ)です。

唐澤山神社は栃木県佐野市の唐澤山山頂に鎮座する神社。ここにはかつて「関東一の山城」と称えられた唐澤山城があり、その築城者が唐澤山神社の御祭神ともなっている藤原秀郷(ふじわらのひでさと)です。

藤原秀郷は平安時代中期の貴族・武将。西暦940年に平将門による朝廷へのクーデター事件「平将門の乱」が発生すると、朝敵とされた平将門を討つべく立ち上がります。藤原秀郷は見事、平将門の乱を鎮圧。この功績によって秀郷は旧武蔵国と旧下野国の両国の鎮守府将軍を拝領します。

以後、彼の子孫は佐野氏と名乗りながら唐澤山城の城主を務めることになりますが、唐澤山城はある事件がきっかけであっけなくその歴史に幕を閉じることになります。

江戸幕府が出来る直前の1602年頃、江戸で火災が発生します。この火災は遠く離れた栃木県の唐澤山城からも確認でき、忠義心のつもりからか、佐野氏が早馬で江戸に駆けつけて見舞ったところ、徳川家康から

「なんで江戸の火事のことが分かったん?」

「何?!唐澤山から火事が確認できた?」

「江戸を見下ろせる位置に城があるとは許せん!」

というトランプ大統領もビックリの無茶苦茶な理由でいきなり廃城(廃城に至った理由は諸説有)。佐野氏は新しく麓に築城した佐野城に引っ越すことになります。

以降、唐澤山城があった場所は荒廃。城の建築物は全て壊され、城の石垣のみが残るだけになりました。

時代は変わって明治16年頃、平将門の乱を鎮圧した忠皇の臣である藤原秀郷を祀る動きが起こり、かつて唐澤山城の本丸があった場所に社殿を建築。唐澤山神社が建立されることになります。神社の建物は全て唐澤山城の跡地に建てられたため、関東有数の規模を誇る石垣の上に社殿があるという全国的にも珍しい神社となりました。

明治23年には戦前の社格の一つである「別格官幣社」に列格。

2014年には城跡全体が国の史跡に指定されたことで多数の参拝客が訪れる観光スポットにもなりました。

唐澤山神社は春には桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風景を楽しめる場所としても有名です。特に夏の時期は参道に多数の風鈴がつけられ、参道を歩くと心地よい風鈴の音色が聞こえ、夏の暑さを紛らわせてくれます。

また、唐澤山神社には多数の猫がボランティアの手によって飼育されています。この猫ちゃんがねぇ・・・本当に人懐っこいんです。

人が近寄ってくると猫ちゃんの方からスリスリを身体を擦りつけてくることもあるんです。僕が猫ちゃんにカメラを向けている間、別な猫ちゃんが
「構ってにゃーー!(=^・^=)」
とばかりに、僕の足に身体を擦りつけてくる。もう・・・可愛すぎてキュン死する(笑)
(たぶん、エサが欲しかったのかな?(笑))

神社に興味がない人でもこの猫ちゃんが目的で唐澤山に来ている人がいるんじゃないかな?知る人ぞ知る「猫の神社」唐澤山神社。

ここはゆったりとした時間が流れる関東の名社です。

Karasawayama Shrine is a Shinto shrine located on the top of Mt. Karasawayama in Sano City, , Tochigi Prefecture, Japan.

This is Fujiwara no Hidesato, who is the enshrined deity of Karawayama Castle, which was once called “The best mountain castle in Kanto region.

Fujiwara no Hidesato was a noble and busho (Japanese military commander) in the mid Heian period. When Taira no Masakado staged a coup “Taira no Masakado’s War” against the Imperial Court in 940, Hidesato stood up to defeat Taira no Masakado, who had been considered an enemy of the Imperial Court. Fujiwara no Hidesato successfully suppressed Taira no Masakado’s War. For this achievement, Hidesato was appointed Chinju-fu shogun of the former Musashi Province and the former Shimotsuke Province.

After that, his descendants called themselves Sano and served as the lord of Karasawayama Castle, but an incident brought an end to the history of Karasawayama Castle.

A fire broke out in Edo around 1602 just before the Edo Shogunate was established. The fire can also be seen from the far away Karawayama Castle in Tochigi Prefecture, and perhaps out of a sense of loyalty, the Sano clan rushed to Edo on a horse to visit him. However, Tokugawa Ieyasu said to him, “It is forgivable that there is a castle overlooking Edo!” and the castle was suddenly abandoned for an absurd reason (There are various theories as to why the castle was abandoned.). Sano will move to the newly built Sano Castle at the foot of the mountain.

After that, the place where Karasawayama Castle was located fell into ruin. All the castle’s buildings were destroyed, leaving only the castle’s stone walls.

Around 1883, the movement to worship Fujiwara no Hidesato, who was credited with suppressing the Rebellion of Taira no Masakado, began, and the shrine was built on the site where the honmaru (the keep of a castle) of Karasawayama Castle once stood. Karasawayama Shrine will be built. Since all the shrine buildings were built on the site of Karasawayama Castle, it has become a rare shrine in Japan with its main building on top of one of the largest stone walls in the Kanto region.

In 2014, the entire castle site was designated as a national historic site, making it a popular tourist spot for visitors.

Karasawayama Shrine is also famous as a place where you can enjoy seasonal scenery such as cherry blossoms in spring, fresh green leaves in summer, autumn leaves in autumn and snow in winter. Especially in the summer season, there are many wind chimes on the approach, and when you walk on the approach, you can hear the sound of comfortable wind chimes, which will help you escape the summer heat.

Alo Japan.