■近鉄関連動画
・近鉄12200系 在来線最後の喫煙席廃止 ▶︎
・近鉄鮮魚列車廃止 ▶︎

■2020年3月ダイヤ改正関連動画
・常磐線全線復旧 ▶︎
・東海道新幹線700系引退 ▶︎

近鉄では2020年3月14日に、新型名阪特急80000系「ひのとり」をデビューさせる。

くつろぎのアップグレードをコンセプトに、快適な居住空間を確保している。編成中、前後の先頭車はプレミアム車両で、「しまかぜ」を踏襲した座席に、国内最大級のシートピッチ、さらにはバックシェルを設けるなど、さらなる快適性が追求されている。レギュラーシートも、これまでよりシートピッチが拡大され、プレミアムシートと同様バックシェルが設置されている。車内には、コインロッカーとコーヒーメーカーも備えられ、移動時間を快適に過ごすことができる。

この「ひのとり」は名古屋〜大阪間の甲特急に運用されるほか、朝と夜には難波〜奈良間の運用もある。2019年末より大阪線、名古屋線、奈良線を中心に連日試運転が行われてきた。また、2020年2月には、試乗会、お披露目会も開催された。デビュー後は、現在の名阪特急の主力である21000系、21020系「アーバンライナー」は、順次乙特急へと転用される。それにともない、1月まで在来線最後の喫煙席を設けていた「新スナックカー」と呼ばれる12200系が2020年度末までに引退となる。(動画▶︎

近鉄は、新幹線と競合する名阪特急に、10100系「ビスタカーII世」、21000系「アーバンライナー」と移動時間を快適に過ごしてもらえる付加価値のある名列車を登場させてきた。今回の「ひのとり」もそれら先代を継ぎ、近鉄を代表する特急車両になるに違いない。

2020年2月撮影

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