毎年恒例の神事、『新春の禊 青島神社 裸まいり』が、令和2(2020)年1月13日、宮崎市青島で行われました。
【裸まいりとは】
裸まいりは、毎年旧暦の12月17日(現在は1月の成人の日)に行われる冬の例祭です。
この風習は、その昔に山幸彦が海神宮からご帰還されたおり、村人があわててお出迎えの衣類をまとう暇がなく、普段着を脱ぎ裸のままお出迎えしたという古事記から起こったものです。
毎年400人を超える老若男女が青島神社の前の海岸で禊ぎを行い、身を清めて参拝するこの裸まいりは、全国的にもきわめて珍しいもので、貴重な祭りです。
平成24(2012)年から青島神社の「神事」としての原点回帰が行われ、また、記紀編さん1300年を記念して「前夜祭」も行われるようになりました。
裸まいりに1回参加しますと、「千日益がある」と言われています。
【令和最初の裸まいり】
今年2020年は、3歳から75歳までの451人(男性322人、女性129人)が参加しました。最遠方は北海道からの参加です。
気温12.1℃、水温15.2℃(午前9時)、強い風が吹いていました。水温は午前9時で15℃を超えていましたが、体感的にはかなり冷たかったです。
ただ、雲ひとつなく晴れ渡った天気に恵まれた裸まいりでした。
21世紀になり私たちの生活はますます便利になっていきますが、そのなかで失われてきたモノも少なくありません。
このような私たち日本人としての伝統的な文化、神事等は後世に伝えていかなければなりません。
今後も地域の伝統的な文化、神事等を積極的に記録し、広く皆さんにお届けしたいと思います。
今年も良いみそぎができました。
どうぞ、動画をご覧ください。
まだ、参加されていない方、裸まいりの神事に興味関心のある方は、ぜひ、参加されてください。
来年の申し込みは、令和2(2020年)11月2日から始まります。先着500人です。毎年、1週間程度で参加受付が締め切られますので、受付が始まりましたらお早めにお申し込みください。
【関連サイト】
・青島神社
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