高知県香南市夜須町にある手結(てい)港可動橋。長さ約32メートル、幅約12メートルの跳ね上げ橋を車や人が渡れるのは1日約7時間だけだ。
手結港の入り口に架かる可動橋は2002年に建設された。早朝に漁船が出入りできるように、午後6時から翌朝午前6時半までは最大70度まで高く上がったままになる。橋が下りているのは、午前6時30分~8時、9~10時、11~12時、午後1時~2時30分、3~4時、5~6時の1日6回。24時間のうち約7時間だけ通行できる。
橋は近所に住む「可動橋操作クラブ」の男性3人が市の委託を受けて交代で操作している。ガラス張りの操作室には監視カメラが4台。代表の小松忠志さんは「警報機が鳴っても突っ込んでくる車がある。安全に一日が終わればいい」。
橋は車のCMでも紹介され、高知が舞台の映画「県庁おもてなし課」では港がロケ地になったことから知名度アップにつながった。
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