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【4K空撮】三国峠・松見大橋 Mikunitoge Pass Hokkaido Japan

三国峠(みくにとうげ)は、北海道上川郡上川町と河東郡上士幌町の境にある国道273号の峠。北海道の国道の中で最も高い峠です。

歴史
大正期から上川町と上士幌町を結ぶ道路が請願されていて、昭和初期に上川町と上士幌町三股を結ぶ道路の計画が策定され北海道議会において請願が採択されたが、太平洋戦争の影響で計画は中止された。

戦後に森林資源の開発を目的とした道路計画が再び持ち上がり、947年(昭和22年)に幌加から三股を結ぶ林道の建設が始まった。さらに、1954年(昭和9年)には糠平ダム建設に伴う補償工事によって糠平 – 幌加間の道路が建設され、層雲峡までの道路建設の必要性が高まった。

1956年(昭和31年)に上川・上士幌両町による本格的な調査が行われ、国の第二次道路整備五箇年計画に取り上げられた。1961年(昭和36年)に開発道路(町道層雲峡十勝三股線)として指定され、両方向から道路建設が着工された。三国山を貫通する三国トンネルの工事は1964年(昭和39年)から上川側で始まった。これは、林野庁から森林保護を目的に上士幌側に建設発生土を排出しないよう指導されたためである。三国トンネルは1971年(昭和46年)に完成した。なお、1969年(昭和44年)に道道糠平上士幌線、町道層雲峡十勝三股線、道道旭川大雪山層雲峡線、道道遠軽上川線、道道紋別上川線が統合されて国道273号に昇格している。

開通後も峠の頂上付近には未舗装区間が残り、冬季間は通行止めになっていたが、改良・舗装工事が1994年(平成6年)に完成し、通年通行が可能となり観光道路としての利用が増加した

Alo Japan.