あやめ橋と放水路 #shorts
狩野川は伊豆半島を南北に流れる1級河川ですが、過去にたびたび水害を起こしていました。そこで1951年に治水を目的として、狩野川放水路の工事が着工されました。しかし、工事途中の1958年に伊豆地方を襲った狩野川台風により、上流部は未曾有の水害に遭いました。そのため、トンネル水路計画は当初の2本から3本に変更され、1965年に人工水路として完成しました。放水路は最大で、毎秒2,000立方メートルの流量を流すことが可能となり、2020年に土木学会選奨土木遺産に選ばれています。
(国土交通省 沼津河川国道事務所 撮影許可取得)