A town where the remains of a gold and silver mine remain / Walk around the island village Sea of Japan Sado Island Aikawa Futami (Niigata Prefecture)
わが国の離島中最大、北陸道七国の一つ。北側に大佐渡山地、南側に小佐渡丘陵が並行し、その間に地溝帯の国中平野、沿岸に河岸段丘が発達した島である。中世の守護本間氏は河原田獅子城、のちの真野壇風城を築城、1573年(天正1年)~98年(慶長3年)まで上杉氏が支配、徳川氏は直轄領として佐渡奉行を相川に置き、相川金山経営に力を注いだ。古くから罪人配流の島でもあった。
相川
相川は佐渡島北部西岸に位置する町。徳川幕府の財政を支えた佐渡金山と民謡佐渡おけさで知られる。1601年佐渡金山の開山に伴い、相川は幕府直轄の天領となり、慶長8年(1603年)に佐渡奉行所が建てられた。その後、相川は近代にかけて鉱山の街として盛衰した。
町は海岸段丘の上下にはっきりと分かれていて、急傾斜の階段でつながっている。下の街は海岸線に並行に続く町人町であり、切妻平入りの町並み。特に相川二丁目から三丁目にかけて統一感のある町並みが残されており、丘上の街と接続する辺りに郵便局や旅館街などがある。そこから北にも町は延びていて紙屋町で終わるが、そのさらに北の離れた場所に水金町と呼ばれた遊郭跡がある。
一方、下町の中心エリアから急斜面の階段を上ると上町の奉行所のあった場所に出る。ここには旧奉行所の建物が復元されており、向かいに木造の旧裁判所建物を活用した佐渡版画村美術館がある。美術館の横の煉瓦塀の脇を抜け、鐘楼の前を左に折れると一直線の尾根道が延びており、京町、大工町と金山門前の町が続く。町割に往時を偲ぶことができるが、建物としてはたいしたものは見られない。大工町から先は立ち入り禁止。実はここから金山にかけて、鉱山施設の豊富な近代化遺産が眠っているそうだ。
二見
二見は、佐渡島南西の真野湾に面する町で、徳川幕府の財政を支えた佐渡金山相川の外港だった。町並みは一直線、綺麗に軒高さがそろった2階建て切妻平入りの町家が並んでいる。特徴は形態の共通した出桁造りであるところで、相川の町家町につながる印象である。
二見には明治初年より遊郭が開かれていた。明治45年より衰退したといわれているが、この町家の形態は遊郭であったことに起因しているのであろうか。
集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
Database 相川
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/niigata_data/aikawa/aikawa_file.htm
Database 二見
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/niigata_data/futami/futami_file.htm
5 Comments
いつもありがとうございます。歴史的建造物の保全はどうしましょうね?あちこちあり過ぎて悩みますよね。相川は昔の下町を彷彿させて懐かしい感じでした。お疲れさまでした。
二見の町並みも面白い、セガイ造り在りましたね。
I expect Japan to do the same as Italy. Build a large many houses on the mountain. Japan will be amazing.
集落さん、いつもありがとうございます。産業遺構は規模感と悠久感が半端ないですね。その中で土木選奨の大間港跡は小さく可愛いが、良い。
大間港の構造物が気になります。車で金山へ観光に行ったことがありますがやはり歩かないと面白い発見は難しいですね。今回もありがとうございます😊